デザイナーって何さ

現在、WEB制作会社にいて、WEBサイトの制作全般に関わっています。
…と、一行で書いてしまいがちたが、その苦労たるや…。
クライアントは、とあるメディア企業。その企業の約60〜70%のサイトを請負ううちの会社のWEB部門の90%はそこの仕事。私自身は、時にその助っ人となりながら、残りのわずか10%の堅気の企業の制作を細々と担当しています。ゆえに、担当範囲があまりに多い。
どの業界でも同じことかもしれませんが、やはりWEBも人材不足。
人手はいるんですよ。でも、人材がいないのです。
私は採用の担当もしていますが、どんなに募集しても、経験のあるデザイナーさんは20人に1人ぐらい。さらに、ようやく面接にこぎつけるものの、そんな人材はやはり他にも応募していて、大体が、他の会社で採用されてしまう。。。
というのも、ちいさな制作会社なら同感してくれると思いますが、うちの会社では、「デザイナー」と一言でいっても、デザインだけあげればそれで済むというわけじゃない。打ち合わせから見積もり、デザイン、コーディング…既存サイトの更新、メンテナンス…時にはライティングや、なぜかカメラマンになったり…。メディア・マスコミに惹かれてやってきても、華やかさもあるにはあるが、憧れの世界とはほど遠い。
… と、そんなこともありますよ♪なんて説明したりすると、大抵は「構いません、楽しそうですね。」というのだが、その後「他の会社に決めました♪」と返事がくる。そりゃそうだ。みんな「今の仕事がキツいから」とか、「もっとデザインの仕事がしたいから」という理由でやってくるから。そもそも、採用情報の枠は、たいてい「WEBデザイナー」だしね。
でもね、どんなに忙しくてもやはり「やりがい」というものはあるわけで、オープンした後、サイトをじっくり眺めて「我ながらやるじゃん♪」と思ったり、アクセス眺めて問題を探したりユーザーやPVが伸びていくことに喜びを感じたり。「リニューアルしてよかった」とか「問い合わせが増えましたよ」とか言われたりすると、やめられないわけですよ、安月給でも。
でも、我に返って、「やっぱり忙しいじゃん!」ってことになり、
よし!未経験者から育てよう!!と、一念発起するものの、「誰が育てるの?」ってことになる。採用情報に「未経験者大歓迎!」と掲げていても、やはり本当のところは「ちゃんと理解していて、丸投げしてもすぐに出来る人」…なのだよね。職人の平均年齢も上がってしまうわ…。
さてところで、CG-ARTS協会で行っている検定。WEBデザイナー検定があるのは最近知ったのですが、過去の出題をみると、かなり高度な模様。
WEBデザイナー検定
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一級なんてもはや「デザイナー」じゃないもんね。
実務未経験でも、この検定をパスしていれば、即採用ですね。
また「他の会社で…」って言われそうだけど。

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